乾拭き
日常の畳のお手入れは畳の目に沿って箒で掃いて下さい。
でも今はどこのご家庭でも掃除機ですよね。その場合も、やはり畳の目に沿って軽く掃除機を当てて下さい。
最近の掃除機はかなり高性能になってきて、先端のブラシの部分がモーターで動く様な物も出てますが、
畳を傷めるので気をつけて下さい。天気のいい日には、窓を開けて空気の入れ替えをしましょう。
畳干し
1年に1〜2回は畳を上げて床下の換気をお勧めします。
少し難しいですが、マイナスドライバー等を使って畳を持ち上げ、空ビンや本等を挟んでの換気をお勧めします。
干すときは地面に畳が直接つかないようにすることが大切。 ブロックなどを台にし、洗濯竿に立てかけるようにして
干しましょう。この際、畳表を直接日光に当てないように気をつけて下さい。 畳床を日光に向け、よくホコリを叩き出
してから4〜5時間ほど干します。 床から畳を浮かして、空き缶などを挟み、風を通すだけでもOKです。
その他
畳は濡らしてそのままにしておくと、黒ズミが出てきてしまいます。 それぞれの汚れを処置した後はしっかり部屋に
風を入れ、乾かしましょう。
インク
牛乳を湿らせて拭き取るか、レモンで湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍に薄めたもので拭きます。
醤油やソース
染み込まないように小麦粉やベビーパウダーなどをすぐにふりかけ、水分を吸い取らせます。
その後粗塩をふりかけ、叩いて畳の目からパウダーを浮き出させ、掃除機をかけます。
焼けこげ
タバコのように小さい場合は、オキシフルで漂白し、ロウをたらして穴を埋め、セロハンテープを貼って、
焦げ穴を大きくしないようにしましょう。
油性フェルトペン
マニキュアの除光液で拭き取りましょう。
家具の跡
凹んだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかけて下さい。畳の上に重たい物
(ピアノ・テレビ台)等、足(キャスター)のあるものは重さがその足に集中してしまうので、ベニヤ板等で保護しましょう。
ガム
シンナーかベンジンで拭き取ります。 畳の目に詰まってるときは、布の上からアイロンを当てて、浮かして取り除きましょう。
カビ
消毒用アルコールをスプレーするか、布にしみ込ませ、拭き取って下さい。
ダニ
掃除の回数を増やしたり、自然通気に心掛けて下さい。事前に防虫シートを活用すると、ダニの発生を抑えられます。